はじめまして、先月ブログでご紹介をいただいていました、田中と申します。
7月に関西から福岡へとUターンを決め、あっというまに4ヶ月、遅ればせながらブログに登場させていただくこととなりました。
さて、突然ですがこちらのパノラマ写真、どこから撮ったものかお分かりになりますか?
答えは、「成竹山」。
移住サポートサイト「SUMITSUKE那珂川」でおなじみの南畑地区を、上から一望できちゃう山なんです。
那珂川に足を運ぶようになって4ヶ月。
「成竹山はいいよ」
というのは、実は何度もうかがっていました。
南畑が一望できるのはもちろん、立派な山荘の跡があるとか、きれいな湧水があるとか、出るわ出るわ魅力的な話が。
展望がいい、と言うから、勝手にかなりキツめの山なのかな?と思っていましたが、なんと地元では小学生でも登るそう。
それはぜひトライしてみなくては!
ということで、先日やっと念願の成竹山登山を果たしてきました。
成竹山の標高は580メートルですが、まずは標高400メートルにある寺倉林道登山口へ。
道中、ちょうど鮮やかに色づいた紅葉が見えました。
南畑には紅葉する木が少なく、ここは貴重な紅葉スポットなんだそうです。
標高400メートルにある寺倉林道登山口。
ちょうど林の向こうから日が差して神々しい雰囲気の中、登山を開始します。
この日は初めての登山だったので、地元南畑の方にご指導いただきながら登っていきました。
ここが噂の山荘跡。
ここにも紅葉の錦が。これも山荘を作るときに運んできたものなんでしょうか。
もちろん建物はもうありませんが、立派な石垣が当時の雰囲気を物語っています。
山荘を築いた方にまつわる巨大な石碑もありました。
ローカルな山だけあり、ときどき道がなくなったりしていることも。
成竹山を愛する地域の方の手で、道の保全や目印の整備が行われています。
さて、ここから展望台に至るまで、急にほとんど写真がなくなるのですが……
なぜかといえば、
コースがなかなかハードだったから!
たしかに基本的には緩やかな道なのですが、ところどころで出てくるんです。運動不足のアラサー世代には厳しいところが。手を使わないと登りづらい斜面や、ロープにつかまらないとうっかり滑りそうな下り坂が。
これをなんなくこなすという南畑の小学生、さすがです。
しかしこれを登りきり、頂上を越えて10分ほど。
出ました、展望!
日ごろ行ったり来たりしている、南面里、成竹、寺倉、埋金は全部まるごと見わたせちゃいます。
広い市ノ瀬の全体はさすがに見えませんが、それでも中之島公園までは余裕で視界の中。
うーん、この眺めがあれば何もいらない!
なんて言っていたら、なんとかしわ飯をいただいてしまいました。
南畑では、家ごとにそれぞれのかしわ飯のレシピがあるとか。
もちろん、今まで食べた中でいちばんおいしかったことは言うまでもありません。
南畑では世代を超えて親しまれている成竹山。
登ってみて、とても静かで落ち着いた雰囲気の山だな、と感じました。
開けているところはあまりないのですが、スギやマツなど高い木が多く、歩いている間も日が差し込んでくるのがとても気持ちよく素敵です。
休日なのに早く目が覚めてしまった、それに天気もいい。
もしそんなラッキーな日があったなら、この展望台までふらりといらしてみませんか?