福岡R不動産のサイトではおなじみの「漆喰と無垢」シリーズ
私が心を打たれて止まないシリーズであります。
見た目の良さだけではなく、漆喰は湿気とカビを防ぎ脱臭効果もあり、無垢床は使われることによる風合いを楽しむことが出来ます。
そんな、素敵な物件を手がけられていらっしゃる「建築巧房」の代表 一級建築士 高木正三郎さん。
以前、佐賀で漆喰ワークショップをされたというお話を伺って、「福岡でも是非お願いします!」とずうずうしく直談判したところ、快くご了承いただき先日実現したわけでございます。
今回リノベーションされるお部屋は約40平米の賃貸マンション。当日、すでに綺麗に養生がなされており、塗るだけの状態になっていました。
40Lのポリバケツに20Kgの粉末状の漆喰の元を入れ水を入れて、大きなミキサーで練ります。これが結構力仕事で、ミキサーが持っていかれないように体全体で操縦しながら満遍なく練っていきます。
そして、手解きを受けて、コテ板に乗っけた漆喰をコテですくって塗るわけなんですがみんな
「シャーッ(漆喰をすくう音)、塗り塗り。シャーッ、塗り塗り。」
と軽快なリズムを刻んでいるのですが、初心者の私はというと、ご察しの通り、
「シャーッ、塗り塗り塗り塗り…。シャーッ、ボトッ、あっ!」
まあ、こんな感じです。下地を塗って、本塗りをする頃には私もまずまずな手捌きになってきたのではないかと。
そして、壁だけでなく仕切りの枠もさせていただきました。「木綿豆腐のように」と言われやってみましたがいかがでしょう?
渾身の作品 漆喰木綿豆腐
そして漆喰の面白いところは、色んな表情が出せるところ。
一部屋はちょっと漆喰で「炎を描くように」塗るということでいかがでしょう?
渾身の作品 漆喰の乱舞
こんな優しいアールも描けます
漆喰で作り上げられるお部屋に、造形美を感じてしまいます。
1日、漆喰塗りをさせていただきましたが、夕飯時には両腕がしびれておかしなことに。きっと無駄な力が入りまくっていたんだと思います。
お部屋が完成したと聞きつけて取材に行ってまいりました。近々、サイトに公開いたしますので、ちょろっとだけ
相変わらず素敵です
髙木さんは設計だけでなく工事まで実施する「設計+施工」に取り組んでいらっしゃいます。設計から工事まで一貫して業務にあたることでコストカットと、現場に即した実用的なデザインを生み出すことができるそうです。
私は、営業だけでなく現場を知ることでお客様に適切なアドバイスが出来る「営業+施工」になりたいなぁと。そして、お手伝いした物件だと尚更かわいいものです。
素敵な入居者様にめぐり会えますように…。そして、もっともっとこんな素敵な賃貸マンションが増えますように…。