一昨年2014年の夏、北九州のリノベーションスクールで過ごした怒涛の4日間は、まちづくりにあたって大切な感覚に触れる、とても貴重な経験となりました。
全国各地から参加者が集まるこのイベントのもう一つの魅力は、参加者と繋がりができること。
その時に私がいたチームのユニットマスターの一人だったのが、R不動産のディレクターである馬場さんの会社OpenAの大我さん。同じR不動産のグループなのできっとまたいつか会えますように!と再会を誓っていました。
OpenAでは昨年より佐賀県嬉野市の嬉野温泉商店街の活性化事業を展開され、お隣県に出張が増えた大我さんに会える予感がじわじわ。
昨年秋に連絡をいただき、ついに再会することができました。
そんな大我さんが取り組んできた嬉野の事業では、この度、嬉野交流センターのリノベーション工事が完了しリニューアルオープン!ということで、福岡R不動産からもお祝いと応援に嬉野までショートトリップ。
到着した時間は嬉野高校の和太鼓部の演奏中。交流センターは中に入りきれない人で溢れ、大盛り上がりでした。
他にも吹奏楽の演奏やフラダンスなどの演目で地元の子供たちがたくさん参加。
フラダンス、すごく可愛かった〜。
お祝いの紅白餅まきでセンター内は人でパンパンに。
第二部ではOpenAの馬場さんとローカルライフマガジン’雛形‘編集部の森さんのトークショー。嬉野のこれからの可能性について。
まずは馬場さん。今日のイベントを通して、自分が関わって作った空間がこんなにハッピーな使われ方をしていて涙が出そうになったという感想。
ちなみに登壇しているステージは普段は隠れていてイベント時は使用できる作りになっていて、この作りにして本当に良かったなと今日改めて思ったそう。嬉しい想いが伝わってきました。第一部の充実した演目とトーク、この後のアフターパーティにも参加して私もそう感じました。
交流センターは嬉野で作られた製品の販売をしたり商店街の方々や観光客の憩いの場として活用されます。
交流センターとともにオープンしたWebサイト、「嬉野商店」でも嬉野の魅力を再発見し、紹介していくそうです。
森さんのトークは30代女子目線の鋭い切り口だらけで本当に面白かったです。慌ててメモメモ。
嬉野の特徴は観光地の中の商店街であるものの、観光客向けというより地域の人の暮らしに根付いたお店がたくさんあったり、嬉野の地元の人が地元を楽しんでいたりすることなどがあげられていました。
そしてアフターパーティにも参加。
地元料飲店のケータリングと、Cafe&Barの出張バーテンダーでお祝いの宴。
交流センターに関わったみなさんの紹介の後は、地元の方々によるライブがスタート。
オープニングパーティでも演目満載、交流センターではオカリナ教室が行われていたりセンター理事長自らがギターで先導したり、斎藤和義を4曲歌い上げたのは14歳のベーシスト。ラストはお父さんのギターで娘がシンガー、親子でjazzセッション。
交流センターのパーティなの?という程の本格派でした。
ちょうど隣の席で解説して下さったのは交流センター事務局長、通称「かずちゃん」。嬉野のローカル番組にも出演中の人気者です。元々観光地である嬉野は、誰かを音楽で楽しませたり、外から来る人を自分も楽しみながらさらっと受け入れたり、元々そんな感じとですよ。僕も飛び込み参加しよっかな?
司会をされていたのは、ヘネシー吉川こと、バリアフリーツアーセンターの吉川さん。左手に握られたカスタネットが、ライブの間中、これまた良いリズムを刻むのです。
最後にはカスタネットが鳴らないと何か物足りない気さえしてました。
かずちゃんも吉川さんも、このカスタネットのように気づけば一体感を生んでいる、嬉野温泉商店街にとってなくてはならない存在なのだろうなーと。
最後はヘネシーさんの掛け声「てっしゅー!」で全員で片付け。ものの5分程で会場は元どおりに。準備の時もそんな感じで全員が参加していました。
笑顔・笑顔・嬉し涙に音楽。
とてもハッピーな時間を過ごし、嬉野の印象は”美肌の湯とお茶の観光地”から”暮らしの魅力を伝える嬉野”へ。
書ききれなかった素敵な街並みの事と更なるキーパーソンの事は、次回は泊まりで、スナック巡りとともにレポートしたいと思います。