都会の狩猟ガールズ① ~狩猟成功への道~


仲のいい友達が、最近引越しをしました。

 

彼女は旦那様とお二人暮らし。

昭和の香りがする築年数が40年くらいの個性的な物件に引越して3ヶ月。

一目見たときから心奪われたそのお家のレトロ感を、2人とも大変気に入っていたのは今でも変わらないのですが…

 

 

彼女の話によると、引越しが終わった初夜の次の日の朝、新しい家での最初のロマンチックな朝ごはんをこしらえようと、キッチンへ行くと、40匹以上の大きなハエが飛び回っていたのだそうです。

 

ハエが1匹ブンブン飛び回る音は聞いたことありますが、さすがに40匹となると、キッチンはまるでカーレースの会場のような音が…。恐ろしや~~~~!!

 

窓を開けると、ハエは自然と外に出て行ってくれたそうですが、自然と出て行くなら、いったいどこから何のためにやってくるのか????

大きなナゾが残ったまま2日目は30匹くらい、3日目は20匹くらい…と、日に日に減ってはいったそうですが、いったいなぜ!!!!

 

 

 

そして、引っ越して2週間目。

彼女が家で一人でいるときに…

 

「カリカリカリカリ…」

「コトッ、コトッ…」「ゴト。ゴトゴトゴトッ!!」

1Fと2Fの間から音が続いたそうです。

 

そして、ある日私が訪れた時も…。

 

私と彼女は2人で耳を壁にくっつけてみました。何か小動物が動いているような…。

 

しかも手のひらよりも大き目くらいの音がするような…。

 

そして、ある日の夜。

予想していた音が聴こえてきたそうです。

 

人間には出せない高音で、

 

「チューチューチュー…。チューチュー…。」

 

そして、

 

「カリカリ、カリカリカリ… …ガリガリガリ!ガリ!ガリ!ガリッ!!!」

音は大きくなるばかり。

 

旦那はビビッて、1Fへ。

蚊がキライな彼女は、元々寝ていた2Fの蚊帳の中。

 

それからその音のせいで、一緒に寝ることができなくなり、悲痛の叫びを聞きつけ、管理会社が畳の下の床板に穴を開け、ネズミ捕りを仕掛てみました。

写真 1

 

次の日には赤ちゃんの頭くらいあるんじゃないかという大きなネズミが…。

 

やっぱりネズミだったんだ!!!

大きさからいうときっとこいつは、ボスねずみ。

たった一匹から半年で30倍以上増えることのできる強力なネズミの生命力に、その「チューチュー」という2F床からの声はその後まだとまらず…。いったい何匹のネズミが彼女達とくらしているのかと思うと、か~な~りゾッとしてしまいます。どうやら最初のハエ事件も、1F天井裏で死んだネズミの死体がハエ達を誘惑していたということだったようです。

 

彼女が送ってきた最初の狩猟の成功の写真はあまりに衝撃的なので、ココには添付しません。

 

 

そして、引き続き同じ場所に同じ罠をかけると、全く捕れなくなってしまいました。

 

え~~~!!!!

 

もはや諦めの色を見せる管理会社に頼っている場合ではなくなり、私も彼女もグーグル先生に知恵を借りて確実に捕獲できる方法をリサーチ。

 

その結果わかったのは、ネズミは2週間くらいだと記憶が残っていて、仲間が捕らえられた罠には近づかないのだそうです。

 

時間をおいて、ネズミの記憶が消えるのを待ち、数あるネズミを捕まえるために、何箇所にも罠を設置することが必要になりました。

管理会社に諸々許可をとったあと、手伝いに行った私は、まず1箇所だけだった床穴を、3つ作りました。

↓こんなの

写真 3 (1)

↑ちなみに、黒い点にみえるのは、ネズミの糞。

この写真は、掃除した後ですが、開いた時はこの黒い点が100個くらいありました。

 

最初に置いて1匹だけ捕まえることができた、この罠を再利用するために、今回は開かずに…

写真 3

 

ネズミが好きなピーナッツバターを購入。

 

写真 2

 

罠を開かずに表紙部分の真ん中に塗り

写真 4

設置。

写真 2 (1)

 

あとは蓋をして、畳を戻し、待つだけ。

 

次の日、彼女から送られてきた写真。

写真

 

ピーナッツバターはキレイに無くなってました!!!!

これで第一段階は突破です!!!

 

まだ「狩猟できた」とまでは全くいきませんが、次の段階成功への期待が高まります。

 

次は普通に罠を開いてピーナッツバターを塗り、仕掛けるだけです。

 

友達の旦那は「ヤ~~~ン怖い!」といって、なかなか手伝ってくれませんが、都会の狩猟ガールズは狩猟成功に向けてモチベーションがあがりまくっています。

 

というわけで、「都会の狩猟ガールズ」の続きをお楽しみに。