福岡のアートシーン


昨年の4月にFUCAを立ち上げてから、1年弱が経ち、アートに関わるころが多い1年でした。今回は福岡のアートシーンについて面白い企画がありますのでご紹介いたします。
 
今、福岡市美術館と福岡県立美術館で行われている「福岡現代美術クロニクル」は、1970年から2000年までの福岡の現代アートを振り返る回顧展として、とても意欲的な展覧会です。
 
福岡現代美術クロニクル フライヤー
 
東京とは違う独特の道を歩んできた福岡のアートシーン。
 
1950年代から1960年代に前衛美術集団「九州派」が活動していたことが全国でも少し知られていますが、70年代以降の福岡のアートシーンがどのような道を歩んできたかは、長い間まとめられることがなく、全体を把握することは難しいことでした。
 
 
そんな中、福岡の2つの公立美術館(福岡市立美術館と福岡県立美術館)が初めて合同で展覧会を企画し、福岡の現代アートの系譜を美術史的な文脈で再検証したことはとても画期的であり、今後、福岡でアートを行う人たちにとって参考になることばかりです。
 
2月11日(月)までですので、まだご覧になっていない方は、是非ご覧ください!
 
私、個人としても90年代以降のことは、人から聞いたりして少しは知っていたのですが、70年代、80年代のことは知らないことばかりでした。
 
日本で初めての都市型アートプロジェクトである「ミュージアム シティ 天神」や最近増えているシェアアトリエの走りでもある「3号倉庫」など全国的に見ても先鋭的な取り組みが行われていた福岡。
 
FUCAも偉大な先輩たちに負けず、これからの福岡のアートシーンを盛り上げていきたいと思います。
 

FUCA アーティスト インキュベーション プログラム
 
そのFUCAの柱となるプロジェクト「アーティスト インキュベーション プログラム」の第2期入居アーティストの募集を開始いたしました。
 
FUCAと一緒に福岡のアートシーンを盛り上げ、新しいムーブメントを起こしてくれるアーティストさん、ご応募お待ちしております!
 
募集の詳細はこちらから。