早いもので、もう7月。楽しみにしていたブログの順番がまわってきました。
今回は久々にFUCAのネタで。
先月初めに行なった(ラ)ノベプロジェクト。
(ラ)ノベの(ラ)は、ラフでライトでリノベの手前という意味。
北海道の宮大工さんとその大工さんにDIYを教わった建築家のユニットによるプロジェクト。
ここ数年、DIY(Do It Yourself)が話題にのぼりますが、
なかなか自分の手で物を作るのはハードルが高いもの。
どうやって作っていいのか?材料はどうしたらいいのか?道具はどうしたらいいのか?
疑問を挙げるときりがありません。
そこで、(ラ)ノベ。
まずは、(ラ)ノベの紹介から。
どういう経緯で始まったのかを説明しながら、自分の手で作ることについての基本的な事の確認。
そもそもは建築家の2人が設計だけではなく自分たちの手で内装を作ろうとしたことがきっかけ。
意外な人も多いかもしれませんが、建築家は設計はできるけど、自分の手で作ることができないんです。
そこで頼ったのが、宮大工の村上さん。
でも、実際に教えてもらいながら作ってみると自分たちが想定してた何倍もの時間が・・・。
それは、自分のスキルの過信と作り始める前の段取り不足。
僕もそうでしたが、初めてものを作るとき、想像以上に何もできません。
でも、ちょっと教えてもらうだけで、今度は想像以上にできるようにもなります。
そこで、(ラ)ノベでは、つい最近まで素人同然だった建築家の2人がまず参加者の前で実践。
それを宮大工の村上さんが分かりやすく解説してくれます。
壁には村上さんが同じものを作っている映像が。
プロと始めたばかりの2人の違いが対比できて面白い。
と、ただ見ているだけで暇ではないかと心配していましたが、
みなさんかなり前のめりで熱心に見ていました。
完成した時は歓声も。
そして、いよいよ参加者が作る番に。
と言っても全員が作るわけではないのが、今回のイベントの面白いところ。
こういうワークショップだと、必ず作らないといけないことが多いのですが、今回は見るだけでもOK。
その分参加費も安くしました。
正直、作る時間になったら、見るだけの人は帰るのかなと思っていたのですが・・・
意外にも、みなさん帰らず、熱心に見ていて、中には手伝いをする人も。
講師の3人が手取り足取り丁寧に教えてくれます。
完成すると自然と笑顔が
最後は作った人も見ていた人も講師もみんなで記念撮影。みなさん、いい顔してます。
と、これで終わりと思いきや実は続きが・・・
5月からFUCAの2階をオフィスとして使っているRE:PUBLIC(通称:りぱぶ)の家具作りを次の日から。
と、このことも書くと長くなるので今回はここまで。
自分のほしいものを自分の手で作ることを身近にする(ラ)ノベプロジェクト。
上毛町で古民家をDIYでリノベーションして、もう当分作るのはいいやと思っていた僕に、やっぱり自分の手で作るのはいいよなと再確認させてくれる素敵なプロジェクトでした。
(ラ)ノベのメンバーはちょくちょく九州に来ているので、またFUCAでできたらなと思います。お楽しみに!