4月なのに気温が24度。
例年より遅く、やっと桜が咲いたと思ったらあっという間に慌てて衣替え!な福岡です。
なに?!と言われそうなタイトルですが、私も最初に見たときは ??となりました。
先日足を運んだイベントの中で、「遺影」を撮影する企画があったのです。
場所は博多区’龍宮寺’。
人魚の骨があることで知られています。
大博通り沿い、大きなビルが立ち並ぶエリアに佇む龍宮寺。
龍宮寺の娘さんが中心となって出店者が集まったという「荒神の市~龍宮寺の玉手箱~」。
今回は2回目の開催で、昨年は遺影撮影の様子がテレビにも紹介されたそう。
FUCAでお世話になったカメラマンさんが遺影撮影で参加していたのと、先日reallocalで取材したポッポコピーさんも出店する情報もキャッチし、
お寺で遺影の撮影って!どんな感じなんだろう~とふらりと行ってきました。
敷地に入ると早速出店ブースが並びたくさんの人。左側に建物、左奥にはお墓が見えます。
龍宮寺に入ったのは初めてで、お寺の情報は全く知らず出店を見ながら奥へ。
お墓をバックに手作りアクセサリーや古本、奥にはカレーやラップサンドの販売も。
遺影の前にどうぞという出張美容室。実は数年前、私も切ってもらっていた今坂さん。
この日のためにポッポコピーさんが作られた’龍宮寺Tシャツ’も素敵。
パチカや鼻笛などの販売と合わせてその場でレッスンもしてくれるという、倍音ケイイチさんのブースからは、ゆるーくパチカの音色。
鼻笛を吹くところも見せてもらいました。
こちらが遺影受付ブース。
「遺影」といわれると暗いイメージが先行しますが、遺影を楽しく撮影するというこの企画。
しかもそんなに気取らず、普段のあなたを撮りましょう~というカメラマンさん達の声掛けに、「じゃあ撮ってもらおうかな。」という人が続出。
お寺の入口でも、綺麗な女性二人が声かけをしてお散歩中のおじいさんが撮影しに見えたりもしていました。
カメラマンは3名。みなさんプロとして活躍されています。
友人のカメラマンさんもいたこともあり、夫も望んで撮ってもらうことに。
普段の姿を撮影。ニット帽もそのまま。
写真館で撮ったら、髪もカチッとセットしてシャツもビシッと決めて、となりそうですよね。
カメラマンの提案でお寺の敷地内でいろんな場所に移動して撮っていました。
結婚して早々に遺影を選ぶ場面を迎えるとは思いもしませんでしたが、頼んでくれて私が厳選することに。
いつもの見慣れている姿が綺麗な写真に残るのは、いいものだなと思いました。
ひと昔まえなら、遺影撮影だなんて縁起でもない!とされていましたが
実は縁起がいいと言う一説もあったり、いつか迎える最期のことを考えてみたりして貴重な機会でした。
今年も盛況だったようなので、また開催されたら是非ふらりと遊びに行ってみてほしいです。
よちよち歩きの赤ちゃんが墓石で遊ぶのを眺めて、青空の下、カレーを食べて。
お酒を飲んで遺影について楽しくトーク。
春の陽気が気持ち良い日曜日でした。