上毛町(こうげまち)に行って来ました。


福岡市内から車で約2時間、福岡県で最も東側、大分県との県境にある上毛町(こうげまち)。
普段はなかなか行く機会のない場所ですが、何やら新しいことが始まりそう・・・ということで、まずは行ってみました!

(地図上では福岡市のちょうど東側ですが
今回は高速を使ってぐるっと北九州を回って行きました)

北九州から中津、大分、宮崎、鹿児島をつなぐ国道10号線が通っている町の北側の平野部から南側の山に入って行くと、辺りは一気に田園風景へ。石積みの棚田がある谷もあり、きちんと手入れされた田畑は、農家が減っていることをあまり感じさせない気持ちのいい風景を作っていました。

上毛町1

青々とした田んぼが収穫の時期に黄金色に染まるのも楽しみ。

実際には町は昭和30年以降、人口そのものが減り続けているということで、今後本格化する少子高齢化による更なる人口減少に大きな危機感を抱いています。

全国に同様の悩みを抱える多くの町・村がある中で、
どうやって人を呼び込むのか。
何がこの町の魅力なのか。
まずはそのヒントを見つけに、と訪れた今回の訪問でしたが、
率直に、「町の魅力は何ですか」と問いかけても
なかなか答えは返って来ませんでした。

それは
町中から少し谷に入っただけで一気に変わる風景も、
昔ながらのものを大切にして、情報や物が溢れていない暮らしも、
町を愛し、人を愛する人々の心も、
全てが町の人たちにとっては当たり前のことだから。

上毛町3

だからこそ、私たちのような外からの新しい視点が必要なのでしょう。
でもやっぱり本当に町の魅力を知っているのも、
町の未来を決めて行くのも町の人たち。

だから、これから、誰に、何を発信していくかを決めて行くまでに
もっと町を知り、たくさんの人と対話を重ねていくことになりそうです。
(という訳で、早速次回は農村民泊というイベントに参加させて頂くことにしました。ちょうど蛍も見れる時期だそうで楽しみです。上毛町ファンクラブ農村民泊:http://www.kogefan.com/blog/?p=217))

いくつかの谷をまわり、町に移住してきた方のお話を伺い、ずっと町に住んでいる人の想いに触れ、盛りだくさんの一日でした。

文字通り奥深い上毛町(実際、南側は耶馬渓もすぐ近く)、今後の展開にご期待ください!