シェアハウスってどんなところ?


初めまして。

2番バッターは、DMXの営業では(一応)紅一点の松田です。

普段コラムではご紹介仕切れなかった入居者さんの情報や、日々福岡の街を駆け回る中で、おやっ?と思った事を中心にご紹介してゆくと思いますので、以後、宜しくお願いいたします。

さて、堅い挨拶はこの辺りにして・・・

あ、この物件!と思った方もいらっしゃるのでは。

そうです。以前サイトで「葡萄ハウス in 西新」と言うタイトルで募集させて頂いた戸建です。

西新駅から徒歩6分という驚異的な立地もさることながら、実はこの物件、
元々寮として建てられたこともあり10LDKというちょっと無い間取り。

よく結婚式で、新郎が「野球チームができる位!」と言ったりするものですが、さすがにそこまで子沢山な家庭がそうそうある訳でもなく、住込みの土建屋さんなんてのも過去の話なのかどうなのか・・・

近年では専ら小規模なケアホームとしての需要が主流であり、ちょっと勿体ない気がしていました。(不思議な外階段があるのはそのせいです)

ちなみに募集時の写真はこんな感じ。

子供時代に保育園でみたような、ステンレス製の手洗い場が残っているところ、廊下の匂いに「下宿」と言う言葉を連想しつつも、思いの外、綺麗に補修されている点が好印象でした。

そしてこの物件が出る少し前に、ちょうど物件の件でご相談を頂いていたのが、福岡市内でシェアハウスを展開されている 株式会社天晴れ(あっぱれ)さん。さっそく物件を内覧頂いたところ、まさかの即決。市内2件目の「シェアハウス またたび」誕生となったわけです。

ちなみに以前この「シェアハウス」に関するセミナーを開催させて頂いたせいか、弊社には

「福岡市内でシェアハウスがあれば教えて欲しい」
「シェアハウスの運営に興味があるけど、どうしたらいいの?」

というお問い合わせも頂きますが、まだまだここ福岡では関東圏ほど市場が成長しておらず、(個人的に把握している限りでは6件位でしょうか)
一口に運営と言っても、何をコンセプトに人が集まる空間を目指すのかでその戦略は大きく違って来る気がします。

そしてまたたびさんのコンセプトは、家族。

代表の渡辺さんが若い頃(今も若いですが)バックパックで世界一周をしていた時に感じた言葉が、そのままシェアハウスの語源になっているように。

人には帰って来れる場所があるから旅立てるんだ。
いつでも帰ってこれる家、それがまたたびなんだ。

そんな想いのこもったあったかい空間が生まれています。
 

取材に合わせて、鍋パーティーを開いてくれました。
会費(言っていいのかしら・・・)は何と500円!西新恐るべし。

個室は、それぞれ思い思いの空間に。

友人によるプチ経営コンサル会も。

最近インテリアに目覚めたとの事で、ポストもX’masバージョンに。

普通の1KでLDKだけを共用したマンション型シェアハウス、バックパッカーのショートスティをメインとしたゲストハウス、正直ここ福岡では、どれもまだまだ模索段階にあるのかも知れません。それだけにオーナーさんの説得に骨が折れるのも本当。

だけど、「こんな時代だものねえ~、アレでしょ?下宿というか長屋のような・・・ルールさえ守れるなら、それもいいと思う!」と理解を示して下さる声もあります。最近の若いもんは人間関係が気薄だ!と嘆いている団塊世代の上司の方々なんかは一度足を運んでみるといいかも。

長い人生の1ページ、本気で笑い合ったり、一緒に泣いてくれる仲間と日々を過ごせる場所。もしかしたら現代ではその形の一つが、シェアハウスなのかも知れません。

(松)

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