学校を卒業してから、偶然の出会いというものが目に見えて減りました。
特にそれを感じるのが、音楽。
学生時代はどこのクラスにも音楽マニアがひとりはいて、先週発売されたシングルの良さや、マイナーなバンドの魅力を語ってくれたものです。
ところが就職すると同時に、びっくりするほどサッとそんな人たちの姿は見えなくなってしまいました。
元々あまり芸能界には詳しくなくて、テレビもラジオもあまりつけない方。
あっというまにプレイリストは古くなって、10年前の曲ばかり聴いていることに気づいたとき、さすがにこれはまずいのではないかと思うようになりました。
そこで利用し始めたのがSound Cloudというサービス。
世界で1億人以上の利用者がいると言われている音楽アップロードサイトです。
Sound Cloudの面白いところは、1曲を再生し終わった後、勝手にテイストの似た曲を続けて再生していってくれること。
音楽好きの友達が貸してくれたベストヒットMDを聴いているような、なんだか懐かしい気分になってきます。
ちなみに、このサービスではじめて知ったのが「ANA」というグループ。
福岡で結成された男性デュオで、ほんわかした歌声がとっても落ち着くんです。
偶然の出会いは意外とぼーっとしていてもやってこないもの。
音楽だけではなく、なにごとも積極的に偶然を求めていきたいなあ、とあらためて思い直した経験でした。