秋月の風景


福岡県の「秋月」(あきづき)と言う地名をご存知でしょうか。
福岡市中心部からでも都市高速を経由すれば車で1時間半ほどで着く場所です。
 
たくさんの自然ときれいな水に恵まれた環境の秋月は、古くから歴史的にも独特な発展をしてきた街で、福岡の方であれば城下町としての面影が残るその街並みを見に来たり、桜・紅葉の季節に訪れたことがある方もいらっしゃるかと思います。
 
福岡県秋月の白壁の残る町並み
(この白壁の街並みが残る風景に感動)
 
母屋は築200年くらいという建物
(なんと母屋は築200年くらいという建物)
 
福岡県秋月の交番
(交番だってこの通り、街並みに一役買っています)
 
福岡県秋月の店舗として使われていた売家
(こちらは店舗として使われていた売家だとか、状態は良さそうです)
 
秋月の自然が残る町並み
 
(自然にも恵まれ何気ない風景のひとつひとつも美しい)
 
 
写真にはありませんが、この他にも武家屋敷や城門などなど時代を越えて守られてきた魅力や美しい自然が秋月にはたくさん残っていて、国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されています。
 
 
ただ、こんなに魅力的な街にも、過疎化や世代の交代などで歴史ある古民家などが空き家のままになっていたり、解体され土地として売却されたりと、希少な建物が少しずつ減ってきているとのこと。
 
 
何とかこの街並みを守っていきたい。
 
 
地域で暮らす方々は、その想いはとても強く、何とか建物が保存され活かされていく方向性を見い出せないかと願っています。
 
しかしながら、不動産は個人の資産になり、それぞれの所有者の事情やすでに秋月を離れて暮らし相続で引き継いだ世代にとってはふるさとへの想いはあっても、街並みの保存とは相反する選択肢をとらざる負えないケースがあるのも事実だと思います。
 
 
でもやっぱり、何とかこの街並みを守っていく方法はないのか。
秋月の魅力を伝える動き、そして歴史ある建物を守り、使ってくれる方を探したり新しく人を呼び込む動き、何かやれることがあるのではないか。
 
 
秋月がある朝倉市では、私の知る限りではまだ積極的に秋月の街並みを守っていく具体的な動きというのはないようで(あったらすみません・・)、こういう問題に立ち向かうにはやはり地域だけでなく行政も一体となった力があれば、尚更心強いものです。行政の皆様も一緒にもっともっと考えませんか!
 
そして、秋月を訪れたことがない方がいらっしゃれば、是非、一度足を運んで見て欲しいです。
 
とても素敵な街、何百年と続いてきた街並みが、この先何百年も残っていけるようにと。
きっと感じていただけると思います。
 

hasegawa