押し売りは「愛」だった


こんにちは、スタッフのじゅんこです。

うぐいすが鳴き、めじろが梅の花から蜜を吸うたびに、満開の梅の花が少しずつ散ってきています。

 

春ですね。

能古の梅の花

こんな風景を見れるのは、街中ではなく、私が大好きな能古島だから。。。

 

先週末はまさに春でした。

 

そして、島に着くと、市場で販売のおばちゃんからすごい勢いですすめられたミカンがありました。

子供の頭一つ分あるくらいに見えるデカイみかん。

4つ入って500円。

 

1個1キロ以上いや、2キロくらいはありそう、これから向かうお家の前がすごい坂なので、坂のことを思い渋っていると…

「街では1個500円とかで売ってるのよ~!絶対お得だから買っておいたほうがいいわ!」と、強引にもビニール袋ごと渡され、「ほら、チャリンコと一緒に持てるわよ~!」と。

 

やれやれ…顔なじみになると押し売りすごいな~、おばちゃん…

なんて思いながら、とにかく一つ食べてみることにしました。

 

 

デカイけど普通のみかんと同じようにカットすればいいんだよね…

 

まずは上下をカットして…。

 

…って皮、厚っっ!

 

 

 

 

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中にある実にまだまだ触れることができません。

さらに置くまで切込みを入れて、…実は少し見えてきました…。

 

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写真からはわかりにくいと思いますが、両手にかなり力が入っています。

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ビリっ!

少しむけたので、

 

手の力でむけるんじゃない???

 

胸元に抱きかかえ、力いっぱいひっぱって…

 

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胸元だと意外と力はいらず。

もう一度手元において…。

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ビリっ。 ビリビリっっ。

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やっぱり抱きかかえて…。

「ふぅっうう!ムフッ!」

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ビリっ!

 

この時点で汗だくです。

10日間くらいほったらかしにした硬いフランスパンをちぎっているような。

なかなか果実の近くまでむけた感じがしません。

 

手で攻めるのは一旦諦めて、包丁で切り落とすことにしました。

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あ!今度は深すぎっ。

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やっと半分むけましたが、皮の量が尋常じゃない…。

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あとちょっと…

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やっと、果実までたどりつけました!!

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皮との格闘で、疲れちゃったので、一旦休憩を入れて。。。

今度は果実だけを皮から剥ぎ取ることしました。

 

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実はプリプリしててわりと硬く、薄皮はむきやすかったです。

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ふぅ~~~~!

最初に皮と格闘し始めてから全部で20分くらいかかりました。

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ヨーグルトとグラノーラを入れて食べました。

グレープフルーツのように酸っぱいのかと思いましたが意外と甘くて、すっご~くおいしかったです!

 

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このミカンの名前は「晩白柚(ばんぺいゆ)」。

 

たしかに、この大きさ、味のレベル、皮との格闘付きエンターテイメントレベルを考えても

街では1つ500円以上くらいしそう。。。

 

そうか、あのおばちゃんは 押し売りじゃなくて、本気のオススメだったんだ!!!

素直じゃなかった私は、愛を押し売りなんて書いて、おばちゃんゴメンネ。

 

 

晩白柚は香りがよく日持ちするので、そのままお風呂にいれたり、室内にお飾って香りを楽しめたりできます。

全国の96%以上が熊本県で生産されているそうで、1月~3月にかけてが旬。

日本でいただける晩白柚はほぼ熊本県産なのに、能古産の晩白柚がいただけただけでも感動でした。
しかも、4つで500円!

 

最後に晩白柚の美味しい食べ方はこちらを参照ください↓

 

晩白柚(ばんぺいゆ):選び方と保存方法や美味しい食べ方