スモールオフィス戦線異常アリ


我々DMXが企画・リーシング(賃貸募集管理)で関わらせて頂いた「今泉一丁目新築ビル」プロジェクト(通称:iii project)ですが、予定通り6月末に無事竣工を迎えることができました。

 

名前は「I.CUBE」に決定。ここは10の店舗と13のオフィスから構成される複合型ビルとなり、リーシングではDMXにてそのオフィス区画を担当。

 

そして昨年末より、R不動産やオフィシャルサイト、Facebookで告知してきた甲斐もあり、7月中に13部屋満室を達成!この建物への注目度・期待度の高さを実感しました。

(うち11部屋では上記プロモーションから直接のお客さんでした!!・・・)

 

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DMXで制作させて頂いた、iii projectオフィシャルサイト

 

そこで、どんな物件か気になるところではあると思いますので、本ブログでは完成後の内外の様子もお伝えしたいと思います。

 

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階段状にキューブが積み重なったような外観。

 

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ファサードはこんな感じ。迫力あります。

 

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オフィス階の廊下。外だけでなく内部もガラスが多用されています。

 

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肝心のオフィス内部はシンプルな装い。

 

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ラウンジ。これから椅子とテーブルが置かれます。外側が全面ガラスというのは開放感があって気持ちいいですね。

 

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オフィス階のバルコニー。ちょっとした緑(借景)も拝めます。

 

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6階店舗部分のバルコニーは圧巻!飲食店が入る予定とのことで、ここでビールをかっ喰らいたいですね。

 

 

――いかがでしたでしょうか。

 

今回募集をする上で感じたのはやはり、スモールオフィスの需要性です。

 

思えば、昨年春に竣工した同じ今泉にあるANDONもスモールオフィスはすぐ満室になりましたが、これは、福岡の起業家やフリーランサーにとっての選択肢の少なさが関係しているように思われます。

 

「小さくてもいいから便利な場所に拠点を構えたい」そんな場合、これまではワンルームマンションかレンタルオフィスを借りるぐらいしか手がありませんでした。

 

ワンルームマンションは、3点ユニット付き、同じフロアに居住者もおり、デザイン面やブランディングという部分ではどうしても弱くなるし、レンタルオフィスは家具や設備なども揃っており便利ですが、専有面積は狭く、賃料も割高です。インテリアなども独自色が出しづらい。

 

そんな中、ワンルーム程度の広さで、カスタマイズ性が高くレンタルオフィスよりも割安感のある、ある意味“いいとこ取り”なスモールオフィスに陽が当たるのは当然とも言えるかも知れません。

 

そして、もう一つ忘れちゃいけないワードが「コミュニティ」です。

 

会社員からフリーランスなどになるとかなり孤独感を感じる人も多いようですが、敢えて廊下側もガラス張りにすることで、動きが見えるようになり、孤独感を感じさせない造りに。(もちろんガラスにボカシやブラインドを入れるのもアリです)

 

また、ラウンジを設けることで入居者間での接点が生まれるよう工夫しています。

 

手前味噌ですが、DMXが運営しているシェアオフィス「FUCA▶LAB.」でも、ラウンジや屋上を開放することで入居者間の繋がりが生まれ、ITに関してはあの会社に、建築に関しては誰々さんに、のようにお互い足りない部分を補い合うという、好循環が生まれているようです。

 

昨年からすぐ側では皆さんご存知、「スタートアップカフェ」も創設され、市を上げて起業家支援を行っていますし、 実際に、近年福岡市での開業率は人口100万人以上の大都市中1位、起業者におけるの若者の割合も21大都市中1位というデータ(参照元:Fukuoka Facts)もありますから、この需要は今後もより高くなっていくのではないでしょうか。

 

福岡中心部でのスモールオフィス戦線、今後も目が離せません!