創造力を上げる環境


物件探しから引渡しまでの一貫した流れを基本的に全部受け持つR不動産営業スタッフですが、その中でも特に大きいヤマ場がコラム書きだったりします。
 
ぼくの場合そもそも引き出しが少ないというのがどうしようもない欠点なのですが、毎回必死に絞り出しているのが正直なところで、石油より早く枯渇するのは明白です。
 
「センスがない」
「わかりづらい」
「この表現、前回も使ったよね?」
 
なんて温かい指摘も。
 
そろそろどうにかしなくては!と思った矢先に手に取った一冊を今回紹介したいと思います。
(正直に言うと既に持っていたのですが、放置してましたので、ちゃんと読もうと。。)
 
 
その科学が成功を決める/文藝春秋

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一般的な自己啓発書に書かれているノウハウに対して、実際に検証を行い真っ向からぶった切った内容となっています。
 
またそれだけでなく、更に斬新かつ手軽な手法なんかも事細かに書かれているので、生活に取り入れやすいのもポイントです。
 
そこで今回は、創造力向上の為のノウハウの部分にフォーカスして紹介しようと思います。
 
 
まずは、
 
集団思考で創造力UP≒これ間違い
 
人はアイディアを生むための時間とエネルギーを開放しようとせず、自分の中に閉じ込めてしまうため、1人で考える方が質が高く多い量のアイディアが生まれるそうです。
 
次に、
 
リラックスして頭を空にして創造力UP≒これも間違い
 
頭を空にするより、数分間意識的に別の思考に集中させると、その間の無意識が独創的思考を生み出しやすいそう。別の思考とは、例えば簡単なパズルを解いたり。
 
 
他に、創造力を高めやすいやり方として下記のようなことを挙げてます。
(実験内容は割愛します)
 
 
 
◆代表的なアーティストを少し思い浮かべる
 
→これは分かる気がします。
暗示効果で独創性が高まるそうですが、レオナルド・ダ・ヴィンチのような超天才だと自分と比べてしまい逆効果になる為、ほどよくセンスの良い人の方が良さそうです
 
◆型破り・独創的なアートの前で考える
→視覚的な暗示効果で脳が刺激されるとのこと。なるほど。
 
◆テーブルを手前に引く
 
→ムムム?な内容です。
人はある物を好きになると自分の方に引き寄せようとするらしく、この動きを利用することで脳のが目の前の物事をプラスの感情として錯覚し、結果創造力UPに影響するとか。
 
◆寝転がる
 
→これはリラックス効果とは少し違うみたいです
立った状態だと、青斑核と呼ばれる脳の小さな部位が刺激されることで、創造性や柔軟性に関わる脳の働きを減少させるノルアドレナリンが分泌されるが、寝転がることでそれが抑制できるということみたい。
 
と幾つか紹介させて頂きましたが、その中でもR不動産として「これは!」という実験結果があったので、ちょっとリキを入れて紹介しようと思います。
 
これです。これ。
 
緑・森アイコン
 
緑の持つ威力ってやっぱり凄いらしいんです。
 
例えば、こんな効果が実際に
 
・病院の窓から木が見える場合は入院患者の回復率が高い
・刑務所の窓から畑や森が見える場合は、囚人たちが病気になる率が低い
・緑の区域ではコンクリートばかりの区域より盗難が46%、暴力事件が52%少ない
 
などなど。
 
そして何より、緑は人を創造的にするらしく。
 
実際の職場に8ヶ月花や観葉植物を置かれていると、男性から出されるアイディアが15%増加、女性は問題への対応が以前より柔軟になったり、緑に囲まれた庭で遊ぶ子供は何もない空き地で遊ぶ子供より遊び方に工夫を凝らすという実験結果も。
 
じゃあこれ、ナゼなのかって話なんですけども。
 
本書によると、
 
「原始時代の人びとにとって、豊かに繁る木や草は、近くに豊かな食物がある証拠であり、次にいつどこで食べ物を口にできるかという心配から開放されることを意味した。その安堵の気分が今でも緑を見ると甦り、人をやさしく幸せな気分にし、創造力を高めるのだという。」
 
つまり、緑が豊か=精神的に豊か=創造力豊か ってこと。
 
これは早速、我が環境にも取り入れなくてはなりません。
 
とは言っても、DMXのオフィスは環境植物が多い方なのですが、デスクに向き合う状態だとそれらに背を向ける状態になってしまうので、あくまでデスクワークの視界上になくてはならないのです。
 
ということで、デスクの端に置いてみました。
 
デスクに飾る観葉植物
 
しめて400円也。
 
これで、創造力が上がったことを切に願います。
 
というわけで、いかがですか?緑アリ物件。
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