道州制を勝手に導入してみる妄想



 
 
大前研一氏の「クオリティ国家という戦略~これが日本の生きる道~」を読みました。
 
大前氏の本は、どれだけ日本が危機にあり、世界の国々がどれだけイケてるかを具体的な数値で説明して焦燥感を与え、でもこうすれば大丈夫!やろうぜ!と提案する流れが定型化されています。いつ読んでも気持ちいいので、モチベーションを上げたいときにオススメ。
 
で、この本の提案は日本に道州制を導入すべきという内容です。
北欧諸国やシンガポールのように小規模で1人辺りGDPが高い世界のクオリティ国家に習い、日本を小さな単位に分割し、教育改革とオリジナル産業の創出を各々戦略的に行うというもの。道州制にすると、英語に加えて北海道ではロシア語を、九州では中国語と韓国語を必修とするというのは面白い。
 
ちなみに九州は、地理的中心の鳥栖にハブ空港を作って観光産業の強化とエンジニアリング支援センター機能で戦っていくという案。
 
DMXでは仕事で移住促進や移住支援をやっていますが、実はやっていることは観光産業と近い。なので、観光領域に広げていくのはアリだな、と個人的に思った次第です。九州で本気で海外向けの観光事業をやったら面白そうだし、いわゆる既存の観光業界の外にいる人たちがやっていくのがよさそう。
 
で、道州制に話を戻すと、これが実現するにはどう考えても時間がかかるでしょう。もう勝手に九州の大統領を決めて、やっちゃうのがいいんじゃない?と。適当に候補者をリストアップして、勝手にネットで選挙して、勝手に暫定大統領ということに・・。などと妄想してみたり。
 
個人的には九州の観光産業にぐぐっと力を入れて、クオリティが世界レベルに変わっていくのが見たいですね。