R不動産の移住マガジン「real local -リアルローカル-」がオープン!


今週、新しいWEBサイトを公開しました。
R不動産の移住マガジンreal local(リアルローカル)。
reallocal

このサイトは地方都市の魅力を人・仕事・場所・イベント・モノを通して伝えていくメディアで、R不動産の各都市の運営会社が集まって立ち上げました。R不動産を運営する中で、ぼくらは不動産を紹介したり、作り出したり、ライフスタイルを発見したりするメディアをやってきたのですが、同時にそれぞれの都市・町の魅力を発見・創造しています。

都市や町の魅力を伝えていくには、物件にフォーカスしたR不動産よりももっと幅広い情報を扱っていきたい、リアルなローカルについて伝えたいと思い、このサイトreal localを立ち上げました。今後は他のエリアにも拡大していく予定です。

https://reallocal.jp/

内容についてはサイトを直接ご覧いただくとして、今回はこのサイトを立ち上げた経緯について少し書いてみたいと思います。

きっかけは昨年9月に行われたR不動産サミットin金沢。各地のR不動産のメンバーが集って、公開トークイベントやミーティングを2日間に渡って行いました。全国に点在しているため、普段なかなか会うことができないメンバーと議論する中で、今後の1つのテーマとして「人はもっと自由に住む場所を選ぶべきだ」というのが上がりました。

このテーマはぼくらがずっと前から取り組んでいるものだし、各地のR不動産の代表は、すでにこのライフスタイルを実践しています。大阪R不動産の中谷さんは沖縄在住だし、稲村ヶ崎R不動産の藤井さんは山梨、ぼくも一時期アメリカ西海岸に住んでいたり。

もっとこういった生活を当たり前に選択していける状況を作るには、ひとつ「仕事」がキーになります。その場所に面白そうな仕事はあるのか?遠隔でもいまの仕事を続けられるのか?拠点を移すためにうまく外部のパートナーと組むにはどうすればよいか。そこで、広い意味でのローカルの魅力的な「仕事」にフォーカスしたサイトを立ち上げることにしました。

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仕事情報の例。こちらはreal localのシステム制作を担当していただいた福岡の面白いWEB制作会社。

もう1つ根底にあるのは、日本の地方都市はもっと存在感を持つべきだということ。欧米に’比べ、日本は首都以外のプレゼンスが様々な点で弱いと思っています。例えばFukuokaから来たと海外で自己紹介しても、誰もわかりません。でも、サンフランシスコやポートランドはだれでも知っているのです。福岡より人口は少ないにも関わらず。この原因は、日本の地方都市にエッジがない、又は伝わっていないからだと思います。

そこで、仕事に加え、ローカル独特の魅力を様々な切り口で伝えていくことにしました。完成したサイトでは、仕事だけでなく、人・モノ・場所・イベントの情報も掲載しており、ゆるいシティガイド的な側面もあります。(英語版は追々)ただ、根本には「働く場所も自由に選ぶ」ためのメディアというコンセプトを持っています。
そして、サイトやfacebookページを公開したところ、一晩で1,000人もの「いいね」が集まりました。なかなか好調な走り出しですが、これからはコンテンツの制作に注力して、扱うエリアも増やしていきたいと思っています。

最後に、このサイトを立ち上げて一つ思ったこと。それは、本当にどこにいてもプロジェクトを進められる時代だということ。real localの立ち上げメンバーは神戸、東京(現在は神戸に移住)、金沢、福岡在住の4名で、半年以上をかけて議論しながら企画、WEB制作、記事制作を進めてましたが、なんとこの間「一度も会っていない」のです。すべてGoogle Hangoutsのオンラインミーティング。すでにあたりまえだけど、本当にすごい世の中。これはもう、働く場所に縛られている場合じゃありません。ちなみに、いまの小さな悩みは、打ち上げ(飲み会)ができないこと(笑)。
 

サイトのオープンに合わせて、新しい本「全国のR不動産-面白くローカルに住むためのガイドも発売になりました。各R不動産の創業ストーリーが載っててとても濃い内容なのでこちらもぜひ。