イビサでは、車を借りて、東西南北走りまわった。
島の海岸線にはたくさんのビーチがあって、車があればどこにでも
行けてしまう。(逆に、車がないとほとんどどこにもいけない)
マニュアル、左ハンドルの車に、右車線、おまけに信号がなくサークル
とかいう独特の交通ルールがあって、最初はかなりテンパったけど、
徐々になれてくると、山と海の景色や斜面に建つ別荘を見ながら
運転するのは楽しくなってきた。
別荘は、基本的に高い塀で囲われているので、道路からは見えない。
逆に海側から見ると、ものすごい存在感のある大きさで鎮座している
ことがわかる。
ざっくりだけど、中古で1億円くらいの戸建別荘が多かった。
次のビーチへのドライブ中、ふと車が何台か止まっていたので立ち寄っ
たら、地元の飲食店(日本語の感覚だと定食屋さん?)だった。
そこで出てきためちゃうまいパエリアを食べていると、イビサに別荘を持って
いるというスイス人と日本人の夫妻に出会い、イビサの熱い場所をいろいろ
と教えてもらった。
なんでも8年間スイスからイビサの別荘に通っていて、初めて日本人に
会ったとかで、珍しかったようだ。(自分の周りは結構行ってるが・・・)
そんなことより驚いたのは、EUのシェンゲン協定圏内では、パスポートなし
で各国間を移動できるということ。
だから、スイス人でもフランス人でもドイツ人でも、イビサ(スペイン)は
国内感覚で別荘を所有しているのだ。
ちょうど日本人が沖縄に行くようなもんだ。
つまり4億人がマーケットになるのだからイビサの別荘・旅行市場は熱そうだ。
熱いビーチということで教えてもらったのが、ここ BLUE MARLINE。
バーのある建物から、海の方へ出ると、海に向かってDJブースが。
後方からクラブミュージックが流れ、目の前に広がる海を眺めて時間を
過ごす。これがイビサでの最も自然で、最も気持ち良い過ごし方。
写真ではわかりにくいけど、大きなベッド型のソファがずらりと並んでいる。
BLUE MARLINEは人気がありすぎて、1ベッドを1日借りるのに、
2万円!というバブリーな状態の日も。
「熱いビーチ」と聞いて来たのに、目の前の海はこんな状態。
泳げないのに人が集まる。これは新鮮だった。
音楽や家具、テラスの作り込みでこれほどまでに魅力を作れるのか・・・
そして、もちろん美しいビーチもあった。
イビサからさらに船で30分ほど行ったところにある離島。
このビーチが最も美しかった。
たくさんのビーチを見てきたけど、これはヤバすぎる。