最近、足繁く通っている場所があります。
それは天神と中洲の間にあたり、両サイドを川に挟まれた三角地帯〝中洲中島町＂。
目的は、これ。
平尾にあるアートインキュベーション施設FUCAが運営するシェアオフィスFUCA▶LAB（フーカデルタラボ）が、もうまもなく完成するんです。
FUCAを運営するなかで、アーティストだけじゃなく、クリエイターやNPO、IT関係の人など幅広いジャンルの人が集まっていて、そんな面白い人達が同じ空間でシゴトすると面白いんじゃないかということで、生まれたシェアオフィスです。
LAB担当の私は、工事監理や内見で、最近はもっぱら中洲中島町へ。
実際、生まれも育ちも福岡市の私ですが、この企画がたち上がるまで１度も訪れたことのない場所でした。中洲・・って聞くと、どうしてもあの賑やかなネオンの町を想像しがちですが、その賑やかさとはかけ離れ、オフィスと住宅に囲まれたとても静かで落ち着いたエリアなんです。
すぐ近くには公園や、綺麗に整備された川が流れ、中洲という町名とのギャップに驚きました。
ちょうど、三角に出っ張っている部分が中洲中島町。
そして、今回シェアオフィスとして生まれ変わった建物は、築４０年ものの古ビル。
４階建ての一棟ビルをシェアオフィス用にリノベーションということで、今回は、共用で使える打ち合わせスペースを作ることがメインの改装工事となりました。
〜共用ラウンジ 改装前〜
至って普通の古い事務所という感じ。
〜共用ラウンジ 改装後〜
まだ、椅子が揃っていなかったり、カーテンが付いていなかったり未完成ではあるんですが、、、ほぼほぼ完成状態。
大きくは、天井を抜いて、床のタイルをはがし、全体的に塗装をしただけなんですが、、、
全然違います。
一番の違いは、上の写真の真ん中に見えている窓かもしれません。
元々は、編み入りのすりガラス（外が見えない）だったのですが、窓を開けるとちょうど目の前に桜の木が１本植えられており、その景色があまりに素敵で、一枚の透明ガラスFIX窓に変更！
さすがに大人２人がかりで持ち運び。
いざ、フィッティング！
ぴったり。
前の窓からは、想像も出来ないこの眺め。最高です。
ここで何も考えずぼぉーっと１時間ぐらい外眺めときたい。
その傍ら、予算にも限りがあるので、、、出来る範囲は自分たちで。
ということで、階段や壁の一部、玄関扉はDMXスタッフ自ら塗装を実施。
元々、白だった階段の壁は、真っ黒に塗装。
ちなみにこの後、床を奇抜な色に塗ったので、かなり不思議な仕上がりになっています。
３階壁も自分たちで。
私に至っては、人生初のペンキ塗り。最初はとまどいながらおそるおそる塗っていましたが、終盤はかなり男前な塗り方になっていたかも。笑
そして、一番の衝撃はこの塗装で筋肉痛になったこと・・・ただ上下に手を動かすだけなのに・・・普段どんだけ身体動かしてないんだ。と悲しくなりました。泣
また、今回R不動産のtoolboxで販売中の「アイアン塗料」を使用し、玄関扉や郵便BOXを塗りました。
なんでも、塗るだけでアイアン風の味わい深い質感が出るとのこと。普通の水性塗料よりドロッとしてます。
１度塗りの時の写真なので若干ムラがありますが、玄関のアルミ扉も塗るだけでいい感じに変わりました。
いまは 二度塗りして、さらに綺麗になっております。
元々あるものが周囲が変わることで「えっここ、こんなによかったっけ？」という新しい発見や、一部ですが自分たちで手を加えたことで、壁の色一つ変わるだけで全く別のものに生まれ変わる様子を間近で観察でき、とてもいい経験となりました。
そんな、FUCA▶LABですが、まだ一部の区画で入居者を募集しております。
既に、１階にはWEBコーディングのプロフェッショナルチーム、３階には３Dプリンタなどが設置されるものづくり系シェアスペースの入居が決定しており、なんだかとても面白くなっていきそうな予感。
まだまだ立ち上がったプロジェクトなので、一緒にFUCA▶LABを作りあげていただける方お待ちしております。